消化の良い食べ物といえば、おかゆ。温かいお粥は体も温まりますね。野菜や卵を加えておじやというのが私の定番です。朝作業をして、朝ご飯を食べるのがだいたい10時くらい。そのタイミングをスキップするとだいたい一食目が昼食なのですが、そういう時は栄養も摂れてお腹にもやさしいおじやをつくります。同じような料理を雑炊(ぞうすい)とも呼びますが、この「おじや」という言葉、先ほど調べたらどうやらスペイン語の「olla (オジャ)」に由来する説もあるのだとか。これまでの私は、米の形が残っているのが「ぞうすい」、米の形が崩れておかゆのようになっているのが「おじや」という理解だったので、とても新鮮な発見でした。どちらにしても、おじやが好きです。
それはさておき、おじやの作り方を共有しておきます。
材料 (ひとり分)
- 水・・・350ml
- 出汁・・・50ml
- 塩・・・ひとつまみ弱
- 玉ねぎ・・・少し
- 人参・・・少し
- きのこ類(えのき・まいたけ・ぶなしめじ etc.)
- 残り物のご飯・・・一膳
- 卵・・・ひとつ
- 豆乳・・・50ml (濃い目の豆乳がおすすめです)
- どんぶりまたは大きなお椀
- ごま、こしょう、しょうゆ、薬味をお好みで
作り方
- きのこ類をほぐす。玉ねぎは薄切りに、人参は2、3回薄く輪切りして細く切る。
- 鍋に出汁と水・塩を入れ、1.のきのこと野菜を加えて火にかける。
- 野菜が煮えたら、残り物のご飯を加えます。
- 弱火でフツフツと煮ます。
- 煮ているあいだに、ボウルに卵をといて豆乳を混ぜ合わせておきます。
- お米の形がくずれてきたら火を止め、5.でといた卵を流し入れて混ぜ合わせます。
- どんぶりに移して、ごまやこしょうをお好みで加えます。
- できあがり
できあがりイメージ
基本はこんな感じで、塩のかわりに白味噌(みそ)を使えば香りとコクが出ますし、もう少し香りがほしいなと思えばいただくときにお醤油(しょうゆ)を加えたりもします。細かくきざんだ小ネギをちらしてもいいですね。出汁は、前日の鍋で余ったスープを使ったり、自家製の野菜だしや昆布出汁を使っています。
写真のおじやは、鮭(さけ)の切り身が入っていますが、この時はご飯を加えた後に思いつきで加えました。学生時代、卒業旅行で韓国のソウルでいただいたお粥屋さんの味とスタイルがベースになっているように思います。
どうぞ温かくしてお過ごしくださいませ。